前回、台北で歯医者さんに行ったという話を書いたんだよね。
海外で病院に行くとかなると、心配になるのはお金の話だと思う。
私の場合のお会計は、痛みどめと抗生物質を含めて1650元だった。
私は台湾に旅行者として滞在していたので、台湾の医療制度とは無関係だから、
これらの費用は自費診療、100%医療費自腹ということだよ。
歯医者さんに行く前は、歯の治療で何万元、日本円にして何万円も請求されたらどうしようとか思っていたけど、
今から冷静に考えれば、台湾の所得水準、物価水準とかを考えて、日本よりもべらぼうに高くなることはないのかもしれないと思う。
むしろ、急を要する歯医者さん探しで心配すべきは、お金よりも、いかに確実に予約を取るということなのかもしれないと思ってる。
さて、これで一件落着ではあるんだけど――
日本の医療保険制度の中には海外療養費という制度があって、日本で同じ治療を行ったときの治療費を上回っていれば差額が戻ってくる。
ということなので、帰国後の海外療養費の申請に備えて、台湾の歯医者さんで診断書を発行してもらった。
発行料は200元とちと高いけど、この歯医者さんでは日本語で診断書をつくってもらえたのでよかった。もし診断書が外国語だと、翻訳をつけなきゃいけないらしい。
帰国後は、領収証や診断書書類とパスポートを携えて、うちの会社の福利厚生部門に行って相談。
海外療養費の申請と言ったら、療養費請求書フォームに記入して、診断書や領収書を提出、渡航の事実がわかるパスポートのページをコピーして渡して、終了。
しばらく時間がたってから部門から呼び出しを受けてお金を受け取った。戻ってきたお金は4000円強もあった。
ということで、私の台湾での歯科の自己負担は、約6000円-約4000円強=2000円弱だったみたい。
ちなみに、保険についてだけど、2枚持ってたクレジットカード(JCBとVISA)付帯の海外旅行保険は、歯の治療は対象外だった。
クレカの保険とはそんなもんで、緊急的な歯の治療を入れたいときは別途の旅行保険が必要みたい。