日本ラグビーのワールドカップでの活躍もあって、
ラグビーに関係するバラエティーとかを見ていると、よく流れる曲があるよね。
麻倉未稀さんの「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」という曲。
この曲自体は1984年のものだから、
つまり、今回のトピックは
ある一定年齢以上の人、元「年軽人」じゃないとわからないんだろうけど――
この曲は日本では「スクール☆ウォーズ」の主題歌、
だから、日本人はラグビーをイメージさせるものだよね。
でも、台湾人にとっては、これはマジックショーの歌で、
グランドキャニオンを人が空中浮遊していたりするシーンが思い出される。
当時、台湾はアメリカのテレビ番組を買っていて、
アメリカのマジックショーをテレビで結構やっていたらしい。
ケーブルテレビがまともになく、台湾のテレビチャンネルは3つしかなかった時代だったから、
このマジックを見たことがある人は結構いたと思うよ。
台湾人が目にしていたこのマジックについては、
マジシャンのデビッド・カッパーフィールド(David Copperfield)、
「The Magic of David Copperfield」「Floating Over the Grand Canyon」とか、
「グランドキャニオン」「空中浮遊」とかで調べれば、いろいろ情報は出てくる。
原曲を歌うボニー・タイラー(Bonnie Tyler)さんが「Holding Out For A Hero」を歌っている。
台湾では、ラグビーは橄欖球(gan3ran3qiu2)、オリーブボールという意味だよ。
台湾にラグビーがないわけじゃないけど、人気はあいにくという感じ。
ただ、「スクール☆ウォーズ」(1984年)に対抗できるかわからないけど、
台湾にも「人肉戰車」(1982年)というラグビーの映画があったよ。
「人肉戰車」の映画の内容は――今日的な目線で「スクール☆ウォーズ」を見たときに感じることもがあるのとある意味似た感想は持てるかもしれない。
見てもらえばわかるけど、シーン途中では試合中に日本選手が台湾選手を殴ったり、投げ飛ばしたりしてもジャッジは日本の反則をとらなかったりして……
青春ラグビー映画としてつくったんだろうけど、これは蒋経国時代につくられた抗日映画なんだろうか。
ラグビーのコンテンツは、今の時代に合わせたものがふえていった方がいいねと思う。