台湾での里芋の用途

このブログではあえて里芋と書くけど、タロイモと紹介されることが多いかな。
ただ、里芋はタロイモのことだよね。
台湾では、里芋は芋頭(yu4 tou2)というよ。

日本では、里芋というと煮物の材料かなと思うけれども、
台湾では、もちろん煮物になったりもするけど、デザートというイメージも強い。

台湾での里芋の使われ方というのは、かなり創造的なもので、
お菓子のあんに使ったり、アイスに使ったり、ぜんざいに入っていたりする。
塩味のものとしては、里芋の揚げ物とかが屋台で売られたりしている。
ミルクティーで里芋風味というのを選べたりもする。

台湾の里芋は日本のものより紫がかっている気がするので、
里芋味と言われる食べ物には薄紫色がついている。
ちなみに、芋で紫がかっているというと紅芋もあるけど、それとはまた違う芋だよ。

そんなチャレンジングに使われている里芋なんだけど、
台湾の里芋の味自体は、日本のものと差がないような気がしている。
タロイモ味とか言われちゃうと、里芋じゃない気もするけれども、
味わいはまさに里芋なんだよね。

だからなのか、里芋味というのはちょっとパンチが足りないというのか、
物珍しさもあって購入するかもしれないけれども、
もう一工夫ないとリピーターになれない味のような気がしている。

日本にも、里芋の一大産地はあるけれども、
いまいち御当地B級グルメやスイーツの食材になり切れていない気もするわけで、
台湾でも、レパートリーはあるのに、やっぱりぬきんでたものを探すのが難しいというのか、
ただ、食べなれていないだけなのかな……

いずれにしても、里芋アイスとかは台湾でもありがちなフレーバーなので、
どんな感じなのか、ひとまずトライしてみてね。
 

以前、アイスについてトピックをつくったので、「台湾のババヘラアイス」「アイスを表現する」も見てね。