台湾のテレビを見ていると、「普」というのをよく見たりするかもしれない。
これは、電視分級制度に基づくテレビのレーティング表示だよ。
日本的には映倫がやっている映画のR指定とか、そんなのをイメージすればいいのかな。
「普」のほかにも、3つのマークがある。
(画像は台湾の通信放送委員会(國家通訊傳播委員會)からとってきたものですが、この出し方で問題があったときはとり下げます)
映画でも同じレーティングがされているけど、
このマークを使うのはテレビだけだよ。
テレビは、ぱっと見てすぐわかる必要があるからかな。
だから、ウオーターマークとしてこれが常時表示されている場合もある。ない場合もある。
マークが表示されるのはテレビで放映されるドラマとかアニメとかで、
映画館の映画にはこのマークは表示されないけれども、テレビで放映されれば映画にもマークの表示がされる。
ニュースにはなさそう。
台湾の区分について、映画倫理委員会の映画の区分を参考にして超訳すると、こんな感じになると思う。
限制級「限」――18歳以上がごらんになれます。
輔導級「輔」――中高生には、助言・指導が必要。
保護級「護」――小学生には、指導が必要。
普遍級「普」――どなたでもごらんになれます。
台湾の区分づけは日本の映画の区分と同じく4つだけど、日本と分け方が違う。
ウィキペディアにも同じような表があったけれども、自分でもつくってみた。
これを見ればわかるけど、日本の映倫の方が、「どなたでもごらんになれます」としている部分が広いということになるかな。
個人的には、台湾の幼児は見ちゃだめで小学生は見ていいというより、思春期の区分が多い日本のものの方がしっくりくるように思う。
このコンテンツ、実は、肝心な落としどころを書いていないんだけど――、長くなったので、ひとまず次に続く。
テレビのレーティングについては、ちょっと古いけど、「日本的電視節目分級制度」(中国語)でも紹介しているので、よかったら見てね。
テレビつながりで、「台湾のテレビ字幕」も見てね。