台湾のお勧め観光地:金門島 その2

金門島は台湾よりも中国の福建省に近いところに位置していて、
金門島から渡し船で5分ぐらいで行ける小金門からはアモイの繁栄する林立するビルが見られる。
――というのは、前回書いてみたんだけど、
それは、あくまでおまけ的なものかなと思っている。
目と鼻の先ではあるけれども、天候によっては見えないこともあるしね。

それよりも何よりも、私が個人的にお勧めしたいのは、
中国と台湾の間にあるという地理的条件の結果ゆえに残されている遺構を見ること、
例えば、各種ミリタリー系のもの、近代戦争の史跡、前近代的なスローガンとかだよ。
   
   
これがメーンというわけではなく、もうとにかくたくさんあるということで載せてみた。

一昔前まで、下手をすると数年前まで稼働していたであろう軍事施設があって、
もちろん、現在稼動中の軍事施設もあって、本物の人たちもいる中で、
のんきにも、我々観光客が見に行けて写真も撮ってこられるというのは、
世界広しといえども、ここしかないだろうというふうに思うんだよね。

目下、金門島では、それらの戦争遺産を全く消し去るのではなく、
残せるものを生かして観光資源にしようとしているようで、
住民が掘った地下トンネルが公開されていく動きになっていたりとかもしている。

ただ、観光開発として頑張り過ぎている感もあって、よりシュールになっているのが玉にきずかな。
   
左側は、干潟っぽいところにある拠点だけど、屋上部分が迷路みたいになっている。
迷路をたどってみると、一応兵役のことについてわかるんだけど、それって……
右側は、地下トンネルが地雷展示に。地雷位置を踏み締めると爆発音がするようになっている。
屋外にも、地雷テーマパークと称し、地雷関連展示を充実させたエリアが。
ちなみに、台湾における地雷除去は去年済んだはずだよ。

やっぱりこのトピックはつくるのが大変なので、次に続く。

Comments are closed.