別に火災報知器は世界共通であるわけじゃないんだろうけど、
台湾にある火災報知器は、まるで日本にあるのと同じような見かけをしているんだよね。
やっぱり日本と同じようなものを見つけると興味深くて近づいてみたくなるんだけど、
台湾だから、ボタンに書いてある文字情報が違っていたりする。
ボタンに「強押」とか「火災請強押」とか「火災請強壓」と書いてある。
「壓」は、ここでは押し潰すというニュアンスを示すみたいで、これは中国語に翻訳されているんだなと思うけど、
「強押」とかいうと、まさに日本の火災報知器のまんまじゃないかと思う。
もちろん、というか、何でなのかわからないけれども、
台湾であるにもかかわらず、たまに、ボタンに「強く押す」という、日本にあるそのまんまのものも見つけられるよ。
さすがに「強く押す」という言葉は台湾人もわからないだろうと思うけど、
漢字だけを拾えば理解できるのか。
実は、こういう強く押す的な表現は、中国語の方でも、実は余りしっくりくるような表現ではないみたいなんだけど、
まあ非常時にやることなんて決まっているわけで、その文字の言わんとしていることはわかるから、ボタンは押せるみたいね。
ちなみに、台湾の火災報知器には、日本でたまに見かけるような封緘は見当たらなかったよ。
封緘については、「台湾の封緘紙」「台湾のレッカー車への封緘」も見てね。