台湾のコンビニは、店舗の片隅に客席があることが結構ある。
客席といっても、日本でありがちなカウンター式よりも、
ファストフード店のようなテーブルと倚子の席の方が多いかな。
別途、二階席とか、屋外テーブル席がある場合もある。
写真の例は、店舗自体に余裕があるような場合のレイアウトだけど、
店舗が狭い場合でも、結構無理やり客席はつくられている場合もある。
従前のコンビニは、屋台と同じように、買ったらどこかで食べることを考えなきゃだったけど、
客席があれば、その手の問題は少なからず解決もできるよね。ごみも捨てられるし。
(屋台にも客席があるところもあるのは、「台湾の屋台の客席」でも書いたので、見てね。)
コンビニ側が客席を設置するのは、お客さんの滞在時間が長くなり、
それが、買い物頻度の向上、客単価アップにつなげられるというもくろみがあるみたい。
恐らく台湾の感覚では、コンビニ弁当=安いものではないだろうけれども、
外食の選択肢としてコンビニを選び、客席で座って食べる分にはそういう割高感も減らせるのかな。
台湾は基本的に外食社会だと思うので、客席があるコンビニは、ファストフードや軽食店と競合することになるけど、
コンビニには、商品の回転度が速い、鮮度がある、新しいアイテムが次々出てくるなどの競合相手に負けない部分もあるよね。
我々が台湾を観光していて何か一息つきたいというときにも、お店に入るというよりも言葉の問題とかでそれほどストレスなく使える場所になるだろうと思う。