台湾の新聞は漢字ばかりで読めなかったらどうするんだろうというのは、永遠の謎なんだけど、
読み方の悩みが起きないであろう、注音が本文フルで振ってある新聞を目にしたよ。
これは国語日報という新聞だよ。「国語」というのは、台湾の中国語のこと。
国語日報は、日本でいうと子供新聞に該当するようなメディア。
誌面もあくまでも児童に関心を持ってもらえる話題が中心で、
誌面を大きくとって子供向けの漫画を載せていたりもしている。
注音つきだからなのか、5歳から読める新聞という設定になっている。
昔は白黒だったけど、今となればさすがにカラー誌面でなかなか見やすい。
学校や図書館なんかの教育現場に置いてあったりするけど、
個人で定期購読したり、一部コンビニで買えたりもできるよ。
中国語を外国語として学習する学習者にとって読みやすいわけではないと思うけど、
注音勉強中の人には参考になるかもしれない。
この前、国語日報のビルの前を通過したときに写真を撮ったんだけど、
「国語日報」の文字自体も注音が振られている。
国語日報は中国語教室もやっているから、ここで語学学習する日本人もいるかもしれない。
ここで語学学習するときには、注音の知識が必須らしい。
注音については、「台湾の注音による漢字の振り仮名」「注音符号 その1」を見てね。
国語日報のサイトにも、注音符号の紹介があるので、これも参考になるかな。
あと、以前「台湾の国語辞典 その3」で国語日報が出版している辞書を紹介したので、これも見てね。