今年の年始に司馬庫斯(スマグス)に行ってきたので、紹介しておくね。
司馬庫斯は、台湾島の中では一番電気が通るのがおそかった、少数民族タイヤル族の山の上の集落だよ。
秘境とも言えるのかもしれないけれども、新竹にあるので、台北から意外に離れていない場所にある。
何年か前に、司馬庫斯に旅行に行こうとした観光バスが崖から転落してしまうというショッキングなニュースがあって、ああ、そんなとこにも観光ができるんだということで知られてきた場所だと思う。
ショッキングな映像はyoutubeとかで探せるらしいけど、死者が出ている事故の映像をあえて見なくてもいいよね。
肝心のアクセスだけど、新竹県のホームページによると、
北部第二高速道路の竹林インターチェンジから下りて、橫山、內灣、尖石行きの県道120号線、台三線を利用して、竹61号線で登山して、那羅、田埔、秀巒を通過し(秀巒檢查現場で入山手続きをする)、泰岡集落前の交差点で左曲がっていけば、到着。
――簡単そうだけど、そこまで簡単かは謎なんだよね。
グーグルの地図を張っておくね。中央下。中央上に台北。
司馬庫斯の右上にある棲蘭は、「台湾で神木を見る」でも紹介した場所だよ。
阿里山に行かずとも、この辺には神木がたくさんあるエリアだよ。
司馬庫斯へはバスなどはないので、自前で交通手段を用意する必要がある。
我々日本人観光客が行く場合、車が用意できればそれに越したことはないけれども、だめな場合はオートバイかな。
ただ、司馬庫斯までは相当悪路なので、自信と覚悟がない人はバイクを選ばない方がいいかもしれない。
なお、目的地が違ってしまうんだけれども、新光集落を選ぶと、路上の状態は司馬庫斯までよりかはましかな。(こちらにも司馬庫斯の名前は一応ついている。)
道路はところどころで拡幅の工事やそれなりの維持補修はされてきてはいるけど、
何しろ道は遠いからね……
入山後の集落には給油所はないので、給油所は途中の尖石が最後になると思う。
コンビニがある場所も、尖石が最後なんじゃないかな。
司馬庫斯や集落には商店はあるにはあるけれども、場所や時間など不確かなことが多いので、お菓子とかアルファ米とか水とかを持参すれば安心かな。
尖石を過ぎ、途中の秀巒で入山ゲートで必要事項を書いてパスポートを提示、トイレに寄って、(もっと余裕があれば川に湧いている温泉を見て、)後はひたすら悪路を行けば到着する。
「泰岡集落前の交差点」というか、分岐点。ここを左。ここからはアップダウンがある悪路16キロ……
ことしの正月に行ったとき、この位置の温度計は摂氏10度と表示されていた。
ちなみに、このゲートをくぐる右の道を行くと、新光集落。(詳しい地図はここ)
司馬庫斯やその途中では、山上の段々畑や集落や教会などの、何となく外国、西洋の田舎を思わせるような景色が見られるし、
あとは、神木がたくさんある大自然の中でのハイキングルートとかも、そこそこ整備されている。
町歩きとかノスタルジックな場所をめぐるというのとは違う台湾が楽しめると思う。
この手のトピックはひらめきと勢いでつくれないためなのか――ちょっと作業が大変なので、次に続く。