台湾風カレンダーをつくってみる その2

前回、「台湾風カレンダーをつくってみる その1」というので、台湾のカレンダーにありがちな要素を書いてみたんだけど、
旧暦のことを余り細かく書かなかったんだよね。

台湾では、旧暦表示がないのは不便という感覚があるよ。
以下、これまでのブログトピックの復習みたいになってしまうんだけど……

台湾の祝日は、端午節や中秋節、春節のように、旧暦の日付に基づいているものもあるので、
旧暦を把握していないと、いつ祝日=休みなのかというのが把握できないということもある。
日本人が大安を見るのとかよりも違う、切実なものがあるわけだ。
台湾の祝日 その3」も見てね。

紙銭を燃やすとか、お供えをするというのも、旧暦をもとにして旧暦の1日目か15日目とか、日付が決まっているよね。
紙銭を燃やす その2」「台湾のお供え」も見てね。

子供だって、旧暦と新暦の両方の誕生日でお祝いしてもらおうと考えれば、旧暦情報は必要だよ。
台湾人と年齢把握 その3」も見てね。

ちなみに、日本でも一部地域では旧暦というのは使われているものだよね。
でも、それはそれぞれの地域の風習に根差しているものであって、
ここまで全国的に浸透しているわけでもないよね。
中国語だけど、「日本的月曆」も見てね。

ということで、すごく前置きが長くなったけど、このブログのタイトルの原点に戻って――
旧暦情報をカレンダーに入れるということは、旧暦と新暦との日付対応関係を知る必要があるよね。
では、一体どうやってカレンダーの材料になるような旧暦情報を入手するかだよね。

それは、気象関係の部署のサイトで確認することになる。
例えば、台湾だったら、台湾の交通部中央気象局の、
中央氣象局日曆資料表を見るのがいいかなと思う。

でも、これは、過去の旧暦とここ2、3年後のものがあるだけで、
遠い未来までの暦情報をフォローはしていないんだよね。
もし、遠い未来まで参考にしたいのであれば、香港の天文台の情報を参考にするといいと思うよ。
公曆與農曆日期對照表というのがあって、何と2100年までの情報を見ることができる。
ただ、香港の情報はあくまでも参考情報になるのかな?
こういう暦情報は世界共通ということになっているのか?――よくわからない。

ちなみに、日本の場合は、国立天文台の暦要項とかに二十四節気の情報はあったけど、
旧暦の日付と新暦を対応させる情報はない気がするので、参考にできなさそう。

こういう情報を入手できれば、カレンダーづくりも順調かなと思ったところで、
長くなったので、次に続く。