台湾の交差点

台湾で車を運転するとかしないと、もしかしたら気づかないかもしれないけれども、
台湾には交差点名というものがない。

台湾では交差点のことは「交叉路口」と言うけれども、
でも、道路の交差点に交差点名がないんだったら、
じゃあ、その交差点のことを一言でどう表現するんだろうと思うけど、
そういう場合、ある通りとある通りが交差するところというふうに説明する。

例えば、台湾で交通事故とか道路情報が紹介される場合、
○○路和△△路的交叉路口
○○路與△△路的交叉路口
――などと言われたりする。
「と」の部分は「和」か「與」になるよ。

日本の場合に交差点名が表示されているような信号の横の位置に、
台湾でも、確かに何らかの漢字の地名っぽいものが出ていたりするんだけど、
それは交差点名ではなくて、道路名だったりする。

例えば、この写真の場合、信号の横の「興業東路」は、ここの交差点名を示しているのではなく、
クロスしている通りの名前が「興業東路」だということだよ。
直進している道は「彌陀路」だよ。
(左側の青い標識については「台湾の交差点の二輪車停車位置」、信号機については「台湾の信号機」を見てね。)

日本では、通り名というのはかなり有名な通りのものしか意識していないだろうけれども、
台湾では、結構な小道にもしっかり通りの名前があって、それが住所や場所を示す上で機能をするんだよね。
だから、台湾の道路を走行する際には、今何通りを走っていて、何通りで曲がるかなどの感覚が必要だし、
当然、台湾の路上はそういう情報を拾えるようにはなっているけど、
ただ、通りに幾つもの道が交差している交差点が続くと、結構ややこしくないのかなと思うんだよね。
余りこういうのはないかもしれないけど、標識が多いなと思った嘉義の通りを載せてみるね。
 
クロスする道路名ががんがん出ていて、こんなのを適切な場所で曲がれる人はすごいなと思うんだよね。

台湾の角地の建物の住所」「台湾の住所表示」「台湾での住所の探し方」も見てね。

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