これは「茶葉蛋」(cha2ye4dan4)というもので、
ゆで卵を、お茶や中華調味料でつくった調味液に浸したものだよ。
卵の殻の色が白くても、調味液の影響で、こんなふうに茶色く染まる。
ただ、殻つきの卵を調味液に浸したところで、中に味はつかないわけで、
ゆで卵にしてから、卵にひびを入れて、調味液の味を卵本体にしみ込ませて完成させる。
したがって、茶葉蛋という商品は、どれも卵の殻にはひびが入っている。
茶葉蛋の選び方としても、調味液の味が卵に浸透していなければ意味がないわけで、
殻にひびが入っているとか、卵の色が濃いものとかとチェックしたりする。
茶葉蛋の味は、お茶のにおいがほのかに香り、塩気がちょっとある感じ。
いまいちのものは、香りや塩気のバランスがよくなかったりする。
茶葉蛋には間違いなく八角が入っているので、そういうのが苦手な人はいるかもしれないけれども、
まあベースはゆで卵なので、それほど問題なく食べられると思う。
茶葉蛋は、おなかがすいたときの軽食という感じで食べるもので、
コンビニとか、観光地とかには大体売っていたりする。
今現在の値段は8元ぐらいなので、これはかなり安い。
そして、写真のような保温容器に入っているのが常で、
つまり、熱々で食べるところが、日本のコンビニや駅で売っているゆで卵と違うかな。
写真に使った茶葉蛋が入っている容器は、大同電鍋様の容器なので、「台湾のレトロな電気炊飯器」「台湾の大同電鍋様容器が見えるお店」も見てね。