台湾の葬式花輪と「奠」の文字

以前、「台湾の花輪」ということで、開店とかのめでたいときに出される花輪のことを書いたけど、
もちろん、葬式のときにも花輪は出てくる。

葬式の花輪というと白いものを想像すると思うし、台湾でもそういうのはあるんだけど、
前回の開店花輪と同様の色調の花輪しか見つけられなかったので、それを紹介するね。

白のも、見つけられて写真が撮れる状況だったら、後で写真を追加するかもしれない。

こういう花輪でも、花輪中央に配される文字が、赤地に書かれているのか白地に書かれているのかということで慶弔の識別ができる。
あるいは、花輪に「奠(dian4)」の一文字があることで、葬式だとわかる。

「奠」という文字は日本語ではめったにを使わなくなっているけど、
わかると、この文字で他人の御不幸のリアルを感じるようになると思う。
花輪じゃなく、葬式関連のその他の用具や遺影にもこの文字が添えられている場合がある。

これに関連して、大変不謹慎なんだけど、
例えば、教科書とかの歴史上の人物とか、嫌がらせしたい人の写真に、
遺影用のリボンや「奠」をいたずら書きする人もいる。

まねしてほしくはないけど、何かの役に立つかもしれないので、参考までに紹介しておく。

いたずら書きつながりでは、「「王八蛋」にまつわること」というのも書いたことがあるので、見てみてね。

コメント

  1. Gonta

    ほんとご無沙汰しております。
    昨年11月に無事中国山東省の地方都市から日本に帰還したGontaです。

    「奠」の字ですが、1文字で不幸ごとを表すので、日本で言う「忌」のようなイメージでしょうかね。

    あと、実家にあった香典袋用のゴム印が「御香奠」となっていたような気がします。

  2. (Gontaさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    台湾だけでなく、中国もめぐり、もはやエキスパートですね。中華圏は酒の税金が安い気がするので、のんべえの人も結構いるイメージなんですが、どうですか。
    その文字を見て、何か縁起が悪いということが想像がつかないのは、その漢字を使った熟語を余り目にしないからでしょうか。
    ☆☆☆