人気を表現する

人気があるというのをどうやって言うかなんだけど、
一番簡単なのは、「人氣」(ren2qi4)とそのまま中国語読みして、
「很有人氣」(hen2you3 ren2qi4)などとすることだよね。
ただ、これは、ここ何十年で日本から入ってきたであろうカジュアル表現なので、
まさに若い人向けの言葉遣いとしてはありという表現だから、
何も言えないよりかはいいけど、別の言い方も知っておきたい。

人気があることを表現したいときの言い方として
オーソドックスなものは、「受歡迎」(shou4 huan1ying2)だよ。
「紅」(hong4)という言い方もあるけど、
人気がえらく飛び抜けているものでないと使いにくい気がする。

「台湾の小籠包は日本で人気があります。」だったら、
「台灣的小籠包在日本很受歡迎.」「台灣的小籠包在日本很紅.」

「日本の果物は台湾で人気がありますか。」だったら、
「日本的水果在台灣很受歡迎嗎?」「日本的水果在台灣很紅嗎?」となるよ。

ただ、こんな難しくしなくても、実際には「喜歡」(xi3huan1)とかでいいんだよ。
ブームだったら、「流行」(liu2xing2)という言い方もある。
「日本人喜歡台灣的小籠包.」「日本流行吃台灣的小籠包.」
「台灣人喜歡日本的水果嗎?」「台灣流行吃日本的水果嗎?」
「流行」の例文はちょっと変に見えるけど、これでもいいらしい。

紅(hong4)は、人気の人物、特に大スターを表現するときに使うよ。
「AKB48は日本で人気があります」と言いたいときは、
「AKB48在日本很紅.」と言う。

ただ、「AKB48は台湾で人気がありますか。」と台湾人に聞きたいときは、
「AKB48在台灣很流行嗎?」になるんだろうなと思う。
「紅」にするか「流行」にするかは、
この例では、AKB48がどれだけ台湾で存在感があって、営業的に現地に出張ってやっているかで決まってくるんだろうなと思う。

紅(hong4)については、お山の大将的な人気では、なかなか使いにくいよ。
だから、「鈴木君はクラスの人気者です」と言うときには、
「鈴木在班上的人緣很好.」「鈴木在班上很受歡迎.」「鈴木在班上很有人氣.」となる。
「人緣」(ren2yuan2)は、人間関係のことだよ。

ちなみに、
人気(ひとけ)という場合には、「沒人」「沒有人」になるよ。
「混んでいる」を表現する」も見てね。