日本でなかなか見たことがないお菓子として、蛋捲というのがあるのかなと思う。
蛋捲というふうに書いたけど、蛋巻(蛋卷)と呼ぶ人もいるかもしれない。
発音は両方ともdan4juan3で同じだよ。両方の表記が見られる。
このブログではあえて蛋捲で統一して書くことにする。
蛋捲は卵を巻いた菓子ということで、焼いた生地を丸めたお菓子のことみたいだ。
卵を巻いたといっても、厚焼き卵のような卵焼きは蛋捲にはならないみたいだ。
今回のテーマと違うけど、ロールケーキみたいなものも蛋捲と言えるみたい。
蛋捲の外観を見ると想像できるのは、日本の類似菓子、
例えば、高級志向な人にはヨックモックのシガール、
庶民派の人にはブルボンのルーベラのようなお菓子なんだけど、
これはランクドシャクッキーを巻いたものだよね。
蛋捲をその場でつくって売っている店舗もあるので、見ることができるんだけど、
台湾の蛋捲は、何かランクドシャとは違う生地を焼いて丸めているように思うし、
そもそも、丸めたお菓子現物の長さが長いように思う。
今でこそ、ランクドシャクッキーを巻いたものも蛋捲として売られているけれども、
以前は、これは蛋捲といったかどうかわからない菓子だったみたいだね。
今は蛋捲も拡大的に解釈されてきているのか……
蛋捲は結構昔からよく知られているお菓子で、庶民派も高級派にも向いているお菓子だよ。
子供のおやつとしても食べられるし、高級ケースに入った贈り物タイプもある。
ただ、贈り物としても使えるらしいんだけど、ランクドシャ地と違って、もろくて、長さもあるので、
原形をとどめて相手に渡すことができるんだろうかという気がする。そこは気にならないのかな……
少なくとも、蛋捲を日本まで人様にあげられるようなコンディションで持ち帰ることは困難な気がするし、
個別包装にもなっていないので配りようがないので、
現地じゃないと食べられない御当地菓子なのかなという気がする。