紙銭の種類

紙銭については既にたくさん紹介しているんだけど、
撮りためていた写真があったのと、ちょっと整理してみたいので、これを紹介しておくね。

以前紹介した「台湾の紙銭」では、それが我々が見ているお金とのイメージの乖離が激しかったかもしれない。
  
伝統的な形状のものは、古新聞の紙のようなもので、束になっているから、見ばえはするものの、一つ一つばらばらにしてしまうと、かなり薄い紙で、相当しょぼいものになっている。

あと、ボックスタイプにもいろいろあるけど、こういうのには宛名が書ける場所があったりする。
自分と故人の名前を書き入れるんだけど、書き入れる場所を間違えないようにしないといけない。
大体想像がつくけど、「往生者」に故人の名前を書くことになるので、「陽世」には自分の名前を書くことになるよ。
  
中央の写真の箱に書かれているのは元宝というんだけど、
これについては「元宝という飾り物」とかたくさん紹介したことがあるので、も見てね。

こういう、お金というよりもペーパークラフト?装飾?のようなものも、紙銭らしい。

これは、何やらきれいな紙を折ってつなげたようなもの。
こういうののほかに、折り紙みたいに自分でつくるものもある。「元宝の折り紙」については折り図も紹介してみたので、興味があったら折ってみてね。
元宝の折り紙の折り図「その1」「その2」「その3

そして最後に、それなりにリアリティーのあるものかな。
  
中国語の紙幣もあるのかもしれないけど、私が見たのはこういうアルファベットで書かれているようなもの。
やっぱりあの世でも米ドルのようなものが貨幣として強いということなのかな……

このほか、実際にはもっとすごいものもあると思うんだけど、
劇的にすごいものを見つけることができたら、それをまた紹介することにしたい。