台湾へのエアメールの住所の言語

gooブログ時代から数年、当ブログでアクセスが高いトピックは――台湾への手紙の出し方なのだ。
台湾へのエアメールの宛名の書き方」「台湾での封書の住所の書き方」へのアクセスから、日本人のニーズがかいま見られる。

日本人の興味はそこかよとか思いつつ、ここまで閲覧が突出しているトピックなので、
今回は、以前ブログに書いた、台湾宛てエアメールの住所や名前はアルファベットで書く必要はなく、漢字で書けばいいという結論について、フォローしてみる。

そもそも、私自身、台湾という国名すら忘れた宛名書きをしてポストにエアメールを出しても、
しっかり台湾には到着しているので、これで問題なかろうという経験からブログはつくっているんだけど、

台湾の大使館組織のサイトにも台湾への郵便の宛先の書き方と郵便番号検索ということで、紹介が出ている。
それによっても、住所は漢字で書いていても届くよということだから、
漢字での住所を知っているときは、それを使えばいいことがわかる。

日本の大空港の国際郵便部署の人に聞いてみたことがあるけど、
日本国内向けの郵便は日本語で書いてある方が仕分けが楽だし、台湾側でも漢字で書かれた方が楽なんじゃないかという感想をもらった。
現実に、まあそこそこの郵便仕分け処理能力を持つ郵便局員がわかる宛名書きをするのが、一番スムーズに荷物が届く方法なのだと言えそうかなと。

郵便局員からは、そんなに正式にこだわりたいんだったら、万国郵便条約ではフランス語表記が正式なのだから、フランス語で出すのでもいいんだよとか、余計な情報ももらった。
でも、こだわるとしたら、そこより、台湾側でわかりやすい字遣いにこだわった方がいいだろうね。
簡単に言えば、宛名の漢字は旧仮名遣いになるように意識するのがいいのかもしれない。
旧仮名遣い=台湾の漢字表記というわけではないけど、
我々外国人にとっては、ほぼイコールで考えても問題ないだろうと思うね。

最後に、台湾の故宮に行ったときに、ミュージアムショップの横に郵便局があって、
そこに、宛名の書き方が掲示されていたので、紹介しておく。

台湾の中華郵政のアナウンスでは、エアメールは英語での紹介にはなっている。
でも、故宮に来るのは日本人と中国人が多いんだろうから、
もう少し漢字圏の人にも配慮した宛名の書き方でも開発したらいいんじゃないかと私は思う。