台湾の嘉義で北回帰線の記念オブジェを見る

写真も古くなってきたんだけど――
嘉義にある北回帰線公園まで行ってきたので、紹介してみるね。

ここの自慢は、世界で初めて北回帰線の記念碑を建てたということみたいなので、
今回はこれを紹介するよ。

公園内の目ぼしいものとして、塔のような記念碑と展望台があるから、多分観光客はこれを写真におさめるよね。
 

こう見ると、この大きな塔が記念碑かなと思うよね。
確かにそうだけど、
よくよく見ると、その横に何やら記念碑がたくさんあるんだよね。
一代目、二代目、三代目、四代目のレプリカが並んでいて、
この大きい記念碑は五代目の記念碑ということみたい。

そして、記念碑とともに展望台があるのかなと思いきや、
確かにこれは展望台や展示館ではあるんだけど、
よくよく見たら、この建物が六代目記念碑という位置づけらしい。

こういう解説は園内の沿革という石に刻まれていて、それによると――
記念碑自体は1908年に一代目をつくったけど、1917年に壊れ、
1921年に二代目完成。その後1923年の皇太子行啓をきっかけに、
1926年に三代目完成。
その後の四代目の経緯は謎だけど、1941年の地震で壊れ、
1968年に五代目完成。
1995年に太陽館も建て、五代目と合わせて記念碑とする
――みたいな感じらしい。

多分、この場所での楽しい観光とは、この六種類の記念碑を見て、
その記念碑の変遷から歴史に思いをはせるということなのかもしれない。

ちなみに、私はわかりやすいように「記念碑」と書いているけど、
台湾現地では「標誌」なので、何かシンボルとして象徴するものということであって、記念碑とは若干ニュアンスは違うのかもしれない。
ついでに、「「記念」と「紀念」」も見てね。