台湾の原子力広報施設 その2

前回に引き続き、台電北部展示館に行ったときのことを紹介してみるね。
震災後、多くのことを新しく知らなきゃいけなかった1年間だったんだと、
結果的に、こういう展示を見て実感したという感想を最初に書いておく。

こういう施設にはありがちなアトラクションだけど、
一番目がくぎづけになったのは、炉心冷却のための水の注入を行うゲームかな。
よりによって、すごくシビアなゲームもあるもんだ。
 
やってみたんだけど、炉心冷却がうまくできない結果に……
でも、できないとどうなんだという紹介は、ないのね。

さすがに日本であんなことが起こってしまったので、それに対するパネルもある。

電源喪失に備え、バッテリーや水供給が高台にあるよということらしい。

それから、もはや日常的な用語になってしまった、シーベルト、ベクレル、グレイの展示とともに、
だれにも見向きもされない、高そうなガイガーカウンターもあった。
 
所持品に当ててはかってみたけど、針は全然動かなかったよ。
――というか、振れたらやばいのか。

アンケートを書くと記念品がもらえるということだったので、
アンケートを書いて、箸をゲットした。ある意味レアかも。

ちなみに、これが台湾の典型的な箸、というわけではないみたい。
軍ではこういうのを使うみたいだけど。

この建物の外には、もちろんモニタリングポストがあるよ。

一応、ここ、原発の敷地内だからね……
でも、地形の関係なのか、原発建屋が見えないのが不思議。

展示館については南部展示館もあるみたいなので、行くチャンスがあったら紹介することにしたい。
ということで、原発紹介は、これにて一段落がついたかな。