台湾にも原子力発電所があることは、知っているよね。
台湾の原子力発電所は北に2カ所、南に1カ所あって、北にもう1カ所建設中だよ。
目下ホットな話題になっている建設中のものも含めて、各原子力発電所は原子炉を2基保有している。
原発のそれぞれについての細かい情報は、高度情報科学技術研究機構の原子力百科事典を見てみてね。
最新ではないけど、台湾の電力事情、発電計画、原子力発電として、原子力発電所一覧とか原子力発電所の位置図とかがみんな出ている。
――ということなので、私は何も紹介するものはないんだけど……
台湾の原子力発電所で気になるのは、近隣の都市との距離の近さかなと思う。
大規模消費地から近いというのは、送電ロスがより少ないというメリットがあるんだろうけど、
目下の御時世では、近いことを不安要素として感じる人も多いのかもしれない。
これまでの日本の状況をおさらいすると、警戒区域圏内を半径20キロ、緊急時避難準備区域を20キロ―30キロ圏内とかだよね。
それを当てはめると、実は、原発の30キロ圏内に台北の大部分が入ってしまうんだよね。
ちなみに、日本で原発30キロ圏内に県庁が入ってしまうのは、茨城、島根&鳥取だよ。
地形的に見て、台北の町には北東あるいは北西から風が入ってくるんだろうけど、
「台北から山が見える」で書いたことがあるけど、台北は盆地でもあるから、
何か問題が起きたときに、風が通り抜ける先がうまく見つかるかどうかという心配もあったりするんだよね。
原発から同心円を引くとどうなるのか、簡単に再現したかったら、なんちゃって☆原発ハザードマップとかのサイトを見てね。
私もgoogleで台湾の原子力発電所の地図をつくってみたので、興味があったら見てね。