介壽のついた場所

中正というのは蒋介石のことだと「中山と中正の使われ方 その1」で書いてみたんだけど、
蒋介石を意味しているものとして、別に「介壽」(jie4shou4)もあるよ。介寿のことね。
「介壽」という言葉自体に、誕生日がめでたい、長生きを祈るというような意味があるんだけど、
蒋介石の介の文字があることで、ここでは蒋介石の長生きを祈るという意味として解釈する。
かつては、こういうことで時の為政者におもねる行動もしていたのかな。
名前だけにとどまらず、こういう気遣いも必要だったわけだね。

中正や中山と同様だけど――
介壽路とか介壽公園とかはいろんなところにあるよ。
介壽がついた学校とかもネットで検索をかけるとそれなりに出てくる。

一応古い写真だけど2つの介壽公園を載せてみるよ。
 
左は、総統府のところにある介壽公園。写真右下の石に「介壽公園」と刻まれているんだけど――今度行く機会があったら写真を更新するよ。
ちなみに、この銅像は蒋介石とは別人。
右は、馬祖エリアのどこかで撮った写真。

最近の動きでは、介壽をやめ、別の名前を変えてきているので、この呼称を見つけることが難しくなってきている。

蒋介石の銅像については、「慈湖紀念彫塑公園で蒋介石&孫文の像を見る」も見てね。