台湾人は名前を変えることがある。
それは驚くべきことではない。
だから、友達の名前がある日突然変わってしまい、
いきなり新しい名前を呼ぶように告げられることもあり得る。
さながら結婚後に改姓した人を呼ぶような感覚で、
呼ぶときに多少気にかけないといけないことかもしれない。
改名の理由はさまざまあるんだろうけど、
自分の運勢を変えたいとか、
自分の名前がダサくて気に入らないとか、
自分の名前の発音から連想されることがよくないとか、
――このあたりが多いんじゃないだろうか。
日本の感覚として、例えば野球選手の改名を見てみると、
漢字は変わっても発音は変わらないというのがほとんどだけど、
それに比べて、日本ハムの陽仲壽選手とかは、陽岱鋼選手に変わってしまったわけで、
本来の音声と全く無関係な名前になることももちろんある。
とはいえ、基本は姓は変えずに名前の部分を変えるスタイルであって、
姓名フルセットで変えるというわけではないみたい。
日本ではちょっと奇抜な姓というのはあって困っている人もいるかもしれないけれども、
そもそも台湾にはそれほど深刻に改姓を悩まないといけないような姓はない気がする。
長くなったので、次に続く。
姓については、「台湾の上位10姓」「台湾人の見る日本人の興味深い苗字 その1」「台湾人の見る日本人の興味深い苗字 その2」とかもあるから、見てね。