新北市という直轄市

以前、台湾の都道府県や市町村に当たる行政区画について、「台湾の同一名称の県と市の関係」で書いたんだけど――

台北県は、ことしの12月25日から新北市になるよ。
新しく「しんほくし」と呼ぶべきなのかな……
台北県は「北県」と略したりするから、新北市ということになったのかな。
台北県は準直轄市だったんだけど、直轄市に昇格することになる。

これは今年1月1日に撮影したものだよ。

1月1日から新市名に移行するわけじゃないのね……
「あと365日」となっていないので、かえって不思議に感じた。
それにしても、こんなのがある割に、ネット上には余り新市についての情報がないのはなぜなんだろう。

まさにそれは日本の政令指定都市みたいな感じで、
直轄市になることでその下に区が置かれるということなんだけど、
台北県の中の県、鎮、郷は調整されていくかもしれないみたいけど、
もう今年末というカウントダウンしているこのときなのに、よく見えてこない。

ちなみに、以下の3つについては、同様に市と県が合体して、直轄市とするよ。
 台中市+台中県=台中市
 台南市+台南県=台南市
 高雄市+高雄県=高雄市

このような日本の平成の市町村合併ならぬ、台湾の県市合併の動きは今後も出てくるみたいだよ。
途中経過なので、このトピックもここまでにして、必要があったら続編を書くね。

我々観光客にとってはそれほど大きく考えることはないかもしれないけど、
今後、台湾に手紙を出すときにちょっと迷う場面は出てくるかもしれないね。

コメント

  1. カゲオ

    郵便局の人が強いぞ
    台湾の郵便局の人がとても強いですよ
    以前がこんな事もあった
    それは 妹への手紙が確かに妹の名前です
    でも住所はぜんぜん違う(後半の住所が違う)
    それでも届けますよ
    たから ちょっとだけの違うなら
    届けますよ 少々時間がかかるかもね

  2. ellery

    “新北市”只是暫時的, 數年後會與基隆市一起併入台北市.

  3. waruo

    時代
    日本もそうだが市町村の合併整理が進んでるようですね、新北市とニュースに有るので筆者の間違いかと思い調べたら此処に来た。
    今は車社会、旧来の草鞋、草履の時代と行動範囲が大きく拡大して徒歩圏基準の行政単位が車両移動単位に変わり効率化する動きは何処の国も同じ。
    でも、台湾は台北市と台北県を含む、大台北と呼ぶ区分けが有ったけど、何かこれの方が躍動する発展を表して居る様に思ったが、単なるノスタルジイかな。

  4. コメントありがとうございます
    (カゲオさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    ずっと前に、台南のタクシー運転手にお礼の手紙を出した日本人の手紙がちゃんと台湾のタクシー運転手に届いたというニュースがありましたが、こういうのは、コスト以上のことをやっているということですね。海角七号のような、郵便物を捨てるというのは、あれは話だけのことであって、やっぱり郵便局は努力しているんだと思います。
    台湾人の郵便局の人は強いというと、何か公権力を濫用しているみたいに読めましたが、違いますね。根気強いということでしょうか。
    ☆☆☆

    (elleryさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    新北市なんて一時的で、数年後は基隆市と一緒に台北市に統合さ――ということですね。
    でも、こうなると、余りにも広域だし、自治体として経済力が突き抜けてしまって、地域の均衡ある発展を目指すとしたら、問題になりそうですね。
    ☆☆☆

    (waruoさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    台湾のニュースを見て、私自身も日本の市町村合併の動きを思い出したりしました。日本の市町村合併は詰まるところ財源削減策だったように思いますが、台湾の場合も同様なんでしょうか。ちょっとその辺がよくわかりません。行政単位の区分を行うということは、政治的にしろ経済的にしろ背景があることではあると思います。
    ☆☆☆