台北の衛兵交代式 その2

台湾の衛兵(儀仗兵)の交代については、「台北の衛兵交代式 その1」で書いてみたので、
今回からは、具体的に行ってみたところについて紹介してみたい。

ちなみに、衛兵の配置というのはその時々の政治情勢によって決まるものなので、
私が見たことがあるものが、将来もずっと見られるわけではないよ。

 日本から台湾へ旅行する団体観光客が衛兵交代式を見る場所は、恐らく忠烈祠だろうね。

忠烈祠とはどういう場所で、日本人が行くような場所なのかなどという話はこのブログでは触れないけど、
観光バスが忠烈祠を選びたいのは、アクセスがいいこと、観光バスを忠烈祠前に横づけできること、衛兵が多く、移動距離が圧倒的に長いことがあると思う。
団体記念写真を撮り(後でバスの中に売りに来る、希望者は買う)、トイレ休憩&一服などを含む自由参観となる。

忠烈祠の場合、入り口横の詰所から出発して、衛兵が延々と奥まで移動するので、観光バスが若干おくれて到着しても見学時間は十分取れる。
余り早く着き過ぎると、かえって飽きてしまう人も出てくるぐらいかもしれない。

明らかに邪魔ということでなければ、進行方向に立ちはだかって写真撮影したり、衛兵のまねをして歩いていたりしても注意されない。(常識的にはしないだろうと思うが)

幾つか写真を紹介してみるね。

    

1)定刻過ぎに到着したので、既に衛兵たちは歩き始めていた。
観光客はカメラ片手に興味津々で衛兵の後を追う。

2)衛兵はゆっくりと前進していく。
衛兵と一定の距離を取りながら、観光客は延々と歩き続ける。

3)この撮影時は真夏だったためか、観光客は皆屋根のあるところで奥の様子を見る。
本体の建物があるところでは、帽子を脱げ、日傘を使うなと注意がある。

4)奥の方で衛兵が交代している。

5)復路。地面に衛兵が歩いた線がくっきり残っているとおりだけど、
衛兵ははるか向こうまでゆっくり歩きつつ、時にはとまって何やらしながら(雨の日は一部割愛される)、はるか向こうのゲートのところを目指す。
さらに、ゲートのところで衛兵と交代、右側の詰所に戻ることになるが――観光客はさすがに最初のような興味はなくなるか?

余りにも長過ぎるので、次回に続く。

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