台湾での言葉に関係する科目は、「語」から「文」になる。
「国語」は小学校の科目名であって、中学校以上は「国文」という。
「英語」は中学校の科目名であって、高校以上は「英文」という。
「語」と「文」のニュアンスについては、
「国語」とは基本的な国語を学ぶのであって、
「国文」になると、国文学的な要素も入って、格調高くなる気はする。
だから、大学の専攻は、「文」がつくことが多くなってくる。
台湾の大学で国語の教養をとると「大学国文」、専攻にすると「中文系」になる。
師範教育では「国文系」というのもあるみたいだ。
こうやって考えると、「語」がレベルアップして「文」になるのかと思っちゃうけど、
例えば、「私は英語を勉強しています」ということを中国語で言いたいときに、「英語」と言うべきか「英文」と言うべきかを迷う必要はない。
一般的に用いる場合には、両者にそれほどの大きな差異を感じなくてもいいのは、日本語でも同じだと思う。
ちなみに、台湾の大学で日本語を専攻にする人は「日文系」に属するんだろうけど、
「日語系」ではなくて、「應用」がつく「應用日語系」という専攻も結構目にするよ。