台湾のニュースでは、台風が来ていることを報道されるときには、
台風名は名前がついて報道されるよ。
その台風名は、日本人が考えるような外国人の女性の名前ではなくて、
ローテーションされているアジア名で呼ばれるよ。
詳しくはウィキペディアとかを見てね。
むしろ、日本ではこの呼び方で呼ばれていない方が不思議なのかな……
いずれにしても、日本でよく呼ばれているような台風○号というものではないので、
台湾人の意識には、何番目の台風などという意識はあろうはずもないわけだ。
年中行事よろしく、台湾は台風がそれなりにたくさんやってくる漠然としたイメージだけはある。数えても仕方ないのかかな。
ということで、すごく横に長いものになってしまったけど――
台湾気象局の統計を丸ごと拝借して、
台風発生数と台湾で警報が発せられた回数についてのグラフをつくってみたよ。
1960年から2009年現在の期間においては、
台湾で台風警報は、毎年平均7.04回発せられているよ。(最大で14、最少で3)
ざっくり考えると、1カ月に2回弱の警報があるということかな。
ちなみに、警報というのは上陸を意味しているわけではなくて、台湾に近づいてくるということも指す。
だから、必ずしも上陸したとか、大型台風だったとは言えない。
でも、警報が出るぐらいだから、その台風は台湾にとっては要注意のものだったと考えられるかな。
それから、台風発生回数から警報発出率を換算すると、.263なので
台風が発生して、台湾で警報が発せられる率は、まあまあ大体7番、8番バッターぐらいの打率だよ。
日本はことしは全然台風が来ていない気がしているけど、どうしちゃったんだろう。
「台湾の台風での休み方」「台湾と梅雨」も見てね。