台湾の石門ダムに行ってみた

日本では、ズボンの正面のチャックがあいていることを「社会の窓があいている」と言うけれども――
台湾では、これは「石門水庫沒關」(shi2men2 shui3ku4 mei2guan1)と言うよ。

これは石門ダムがしまっていないという意味だけど、
しまっていないというのは、つまりダムが放水しているいうことなのかなと思う。
日本に住む我々は、あんなにダムがあるのに、日常的にダムの放水を意識しないけれども、
台湾では、防災対策のためにも台風前とかにはダム放水をするし、そういうニュースが流れたりしている。

さて、石門ダムの写真がいよいよ古くなってきたので、ここに載せてみるよ。
   
実物の写真は余りよくないので、右端は台湾のミニチュアテーマパーク「小人国」における写真を載せておく。

石門ダムの題字は、孔子の末裔によるもの。
この人は、台湾の三権の長ならぬ五権の長の一つに当たる職についていたみたい。

こんなのがあるぐらいだから、このダムはちょっとした観光地になっている。

台湾のオフィシャル観光サイトによれば、「石門ダムは台湾最大のダム。」ということなんだけど、
1973年以前は確かにそうだとは言えそうだけど、
現在においては、規模や水量や面積のどれをとって最大と言っているのかよくわからないよ。
老朽化や土砂の堆積などのマイナス面を考えると、台湾では3番目ぐらいに大きいダムだと思う。
ちなみに、貯水量的に言えば、早明浦ダム(高知県)に次ぐ、目下日本の10番目にでかいダムに相当するよ。

石門ダムは相当アクセスが悪そうだけど、上記オフィシャルサイトの行き方のほか、
台灣好行のサイトで紹介する行き方(路線介紹――桃園縣)でも行けそう。

このブログでも紹介してみた慈湖、小人国、石門ダムに、どこかの老街を追加したりして、
台北エリア近郊を回るツアーも、私は意外におもしろそうだなと思うんだけど――
日本人観光客の注目はまだまだ薄い場所だなと思う。

小人国については、「台湾の小人國と東武ワールドスクウェア その1」も見てね。
慈湖については、「慈湖紀念彫塑公園で蒋介石&孫文の像を見る」「台北の衛兵交代式 その4」も見てね。

トイレするものを表現する」も見てね。