台湾のサツマイモ

あくまでも台湾の数都市で芋を見た印象なんだけど、
ジャガイモみたいに見えるサツマイモが多いように思う。

こういう芋を「番薯」(fan1shu3)というよ。

台湾のサツマイモは、実際のところは品種や産地によって、皮の形や中身の色や形状が違ったりしているよ。
芋の皮がいわゆるサツマイモのような紫のようなものは少なく、
日本のサツマイモに相当する食味があるものは、このジャガイモみたいな感じのものだよ。

これが焼き芋になると、「地瓜」(di4gua1)とも言われたりもする。

この屋台では「地瓜」「花生」「菱角」の3品を販売している。
日本人は、台湾の焼き芋を試したくても、これらの屋台には日本語で芋に相当する単語がないので見つけにくいかもね。

日本のアニメでは、女の子が焼き芋を食べると恥ずかしいという展開があるけど、台湾では別にそういうことはないみたいね。
芋を食べておならが出て恥ずかしいとか、そういう考え方は、どちらかというと日本の漫画の影響で広がった考え方で、台湾ではそういう考えがもともとあったわけではないみたいだ。

ちなみに、屋台の写真にある文字「花生」(hua1sheng1)はピーナッツのことだよ。
中国大陸の中国語ではジャガイモを意味する「土豆」(tu3dou4)は、台湾語ではピーナッツになるよ。
台湾で、ジャガイモは馬鈴薯(ma3ling2shu3)とか洋芋(yang2yu4)というよ。

中国で有名な「土豆網」も、台湾ではピーナッツネットということになるのかな。……

中国語なんだけど、「日本的焼き芋」も見てね。