「報告」という枕詞

軍の中では、自分よりも身分が上の人に対して何かを言うときには、
「報告」(bao4gao4)と相手の肩書というのを頭につけてから、言わないといけないんだって。

「報告」の言い方の大体のバリエーションはこんな感じ。
報告班長(ban4zhang3), ______________。
報告士官長(shi4guan1zhang3) ______________。
報告排長(pai2zhang3), ______________。
報告連長(lian2zhang3), ______________。

相手の肩書がわからないときは、長官(zhang3guan1)を使って言うよ。
報告長官(zhang3guan1) ,______________。

「報告」といっても、何かまじめなレポートをするときだけじゃなくて、
何かを言うというのは、本当にまさに何かを言うことであって、
雑談のようなものであっても、イエス・ノーの簡単な受け答えでも、これを使うんだよ。

こうして、「報告○○」というのを枕詞のように言っているうちに、それがくせになって、
軍事とは関係ないところに言ったときにもつい「報告○○」と言ってしまうこともあるんだって。
兵役をした人たちの中には、こういう経験を持つ人はいるんじゃないかな。

ついでに、「呼びかけへの返事の仕方」も見てね。

コメント

  1. Akulamaru

    以我自己的經驗來說,
    不管是有事情要說的,或是長官問話要回答的時候,
    都會加上「報告○○」或簡化為「報告」,
    但若是在一連串的問答中,只有回答第一個問題時會加上報告,第二個問題以後通常就不加了。

    若是進行了一段長篇的報告之後,也會在最後加上「報告完畢」,
    使用上大概就相當於日文的「以上」吧,
    這個詞是不論下對上或上對下都會使用的,例如廣播通告,或是對部隊講話時。

    不過在日常對話中,如果雙方比較熟,有時就會省略了,
    在較為正式的場合下,才會比較重視這方面的禮節。

  2. 補足情報ありがとうございます
    (Akulamaruさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。

    私自身の経験から言うと、
    言う必要があるかどうかにかかわりなく、あるいは上官の質問に答える時、
    すべてに「報告○○」あるいは略して「報告」と言うが、
    一連のやりとりが続く中において、一番最初の時のみ「報告」とし、2番目以降は通常は言うことはない。

    長い報告が終わった後には、最後に「報告完畢」(報告終了)と言うが、
    それは大体日本語の「以上」に近い。
    これらの言葉は、下から上あるいは上から下のいずれにも使用される。例えば放送による連絡、あるいは部隊における講話の時に用いられる。

    しかし、日常のやりとりの中で、両者がよく知る関係であれば、省略することもあるし、
    オフィシャルな場面では、このような儀礼が重視されがちである。

    ――ということですね。
    この「報告」というのは一つの礼儀作法の型であること、
    上下関係には特段関係なく行われること、
    親疎の関係において省略されることもあること、
    最後にも「報告終了」のようなやりとりがあること
    みたいなのが、このコメントでわかりました。

    ところで、Akulamaruさんの所属は、陸海空などどこだったのでしょう。これは所属によって変わるということはないのですか?
    ☆☆☆