日本ではNHK外国語講座というのが有名だけど、
じゃあ、台湾ではそういうものはあるのだろうか。
テレビはないみたいなんだけど、ラジオ局の國立教育廣播電台で外国語講座をやっているよ。
結構充実していて、言語として、日本語、台湾語、インドネシア語、スペイン語、フランス語、アラビア語、ロシア語、英語、タイ語、国語、ベトナム語、ドイツ語、韓国語とあるよ。
台湾語と国語があるのが、おもしろい。
過去の番組の音声がネットにアップされているので、ダウンロードして聞くことができるよ。NHKと違って、会員登録せずともとれるよ。
特に、日本語のものはほかの言語をはるかに上回ってデータが充実しまくっているんだよね。
ざっくり見ても、日語文法解析、日語會話突破、日語會話關鍵句、日語範本、早安日語、早安日語來賓專訪、空中日語講座などなどがあるよ。
興味がある人は音声資料ダウンロードから気に入ったものを探してみてね。
ラジオ番組については、聞いてもらえればわかるけど、林綺雲先生(女性)と孫寅華先生(女性)が番組を進行していて、たまに日本語ネーティブが音声担当として出てくるよ。
残念ながら教材は別売りなのでどういうことをしているかの全容は知るすべはないけど、
ある程度中国語を知っている人であれば、これらの教材を使って中国語の耳をならすこともできるかもね。日本語を取り上げ「表示~」などと言った後の中国語が勉強になる。
当然だけど、台湾の中国語という感覚がする。
結構難しいことをやっているのもあるんだけど、文法積み上げ式のものは、日本語の五十音を説明しているものもあるよ。「あいうえお」の発音に日本語的な抑揚がついていないのが妙に斬新な気がする。
五十音のすべての音を第一声みたいな発音にして、エ段を「ei」という二重母音風で入れた方が、台湾人には聞き取りやすいのかな。
國立教育廣播電台の番組表は節目表にあるよ。
ちなみに、このラジオ局はFMで、周波数は、基隆100.1MHz、台北101.7MHz、桃園101.7MHz、新竹101.7MHz、宜蘭103.5MHz、金門88.9MHz、馬祖91.5MHzということで――
日本のFM周波数の帯域76―90メガヘルツで聞けるのは金門だけということになるよ。このラジオ番組を台湾で聞く場合は、日本の周波数帯域以上が視聴可能なラジオを使ってね。
ちなみに、台湾のFMラジオの周波数の帯域は88.1―107.9メガヘルツなんだって。
「台湾のラジオ局」も見てね。