前回「googleストリートビューで台北の街を見る」というトピックをつくったんだよね。
ストリートビューを見ているとわかると思うけど、日本に比べて路上にやたらバイクが目立っている。
そして、グーグルはそれらバイクのナンバープレートをことごとく消しているし、路駐が多い自動車のナンバープレートもことごとく消しているし、それは日本の表札を消すという比じゃない作業労力がかかっているんだろうなという気がする。
バイクが多いのはバイクの所有台数自体が多いということや駐車形態が原因かもしれないけど、その背景にある、台湾の人口密度について触れたい。
台湾の人口密度自体が多いというのを日本人が知らないのも、まあ仕方ないのだと思う。
日本では台湾の人口密度が多いなんて情報は見当たらないよね。
日本の中学校の社会科の参考書は、こんな感じだよ。
ただ、台湾としての発表を見ると、台湾の人口密度はバングラデシュに次いで世界第2位なのだ。
2009年7月末現在の台湾の人口密度は1平方メートル当たり637.64人(23,077,191人/36,191.4667平行キロメートル)だよ。
台湾と同じ面積だと言われている九州の人口密度は、2008年の数字で1平方キロメートル当たり342人(1,332.5万人/38,955.6平行キロメートル)だよ。
台湾の人口密度のデータ自体は、大きくまとめるとこんなふうになるけど、
ウィキペディアにしっかり出ているから、そちらを参考にするといいんだけど、都市別にすると物すごい数になっている。
人口が最過密の都市、台北県永和市は2009年6月現在、1平方キロメートル当たり4万人を超えているよ。
そこまで行かないまでも、
特に首都機能がある場所では、
台北市の人口密度は1平方メートル当たり9622.10人(2,615,285人/271.7997平行キロメートル)だし、
高雄市に至っては、じきに1平方メートル当たり1万人になろうとしているわけで、
それだけの人口が都市にいるということなんだよね。
「台湾の人口」も見てね。