食べるのをやめたいのに、「やめる」という動詞が出てこないがために、結局、食べざるを得ない状況に陥ることがあるかもしれない。
自分が今後すると考えていた行動をやめることを表現するときは、やめるという動詞にこだわらず、「不+動詞+了」で表現すればいいよ。
例えば、食べるのをやめるのであれば、「我不吃了」(wo3 bu4chi1 le)と言えば事足りる。これで気が変わって食べないことにしたという意図になるみたい。
この「了」がついていることがポイントで、「我不吃」としてしまうと、私は食べない、食べるつもりはないということを宣言していることになってしまうよ。
そのほかにやめるということでは、「不做了」(bu2zuo4le)、「不幹了」(bu2gan4le)、「不玩了」(bu4wan2le)みたいな言い方もする。こちらは、投げ出すという意味に近い表現だよ。
あとは、仕事をやめるのは「辭職」(ci2zhi2)を使うよ。漢字がえらく難しいけど、日本語と一緒だね。
キャンセルという意味では「取消」(qu3xiao1)も使う。
それから、注文するときに注文内容を変えるとき、例えば「(アイスの)チョコレートをやめてバニラ」というふうに「やめる」を使いたいかもしれない。
こういうときは中国語ではやめるという言い方はせず、変えるという意味で「改成」(gai3cheng2)や「換成」(huan4cheng2)を使って、「巧克力改成香草」(qiao3ke4li4 gai3cheng2 xiang1cao3)と言えばいいよ。