カップラーメンとコンビニの言い方

日本で中国語を勉強していると、「方便面」(fang1bian4mian4)とか「便利店」(bian4li4dian4)とかいう言葉を習ったりする。
「方便面」はカップラーメン、「便利店」(bian4li4dian4)はコンビニのことだよね。

台湾では、カップラーメンのことは、「泡麵」(pao4mian4)とか「速食麵」(su4shi2mian4)というよ。
「方便麵」(fang1bian4mian4)とは言わないよ。

「泡麵」「速食麵」というのはインスタントラーメンという意味であるわけで、即席ラーメンもカップラーメンもこういう言い方をするらしいんだよね。
ただ、この両者の違いって、結構大きいんじゃないかと思うんだけど、どうだろうか。

ただ、カップラーメンの形状によって名称の違いがあって、
カップヌードルとかカップスターのような形状のカップ麺のことを「杯麵」(bei1mian4)、
スーパーカップのような形状のカップ麺のことを「桶麵」(tong3mian4)、
それ以外の、よくありがちな形状のものは「碗麵」(wan3mian4)というよ。
これで大体のカップラーメンのイメージはわかる。

それから、台湾ではコンビニエンスストアのことは、「便利店」(bian4li4dian4)とは余り言わないみたいだし、「方便店」(fang1bian4dian4)とは言わないみたいだ。
「便利店」よりも「便利商店」(bian4li4shang1dian4)というと思うよ。

もちろん、それぞれの商店の名前をいうということもあるよ。
台湾でメジャーなコンビニでいうと、セブンイレブンは「seven eleven」(「seven」「eleven」の間はつながって発音される)、ファミリーマート「全家」(quan2jia1)、「萊爾富」(lai2er3fu4)、「OK」(OもKも第一声で発音)というふうになる。
セブンイレブンは「七―十一」ではなくて「seven eleven」、ファミリーマートが「family mart」ではなく「全家」なのは、それは広告とかで聞かれる言い方が普及しているということなのかなと思う。

海賊版を意味するカップラーメン」「中華麺」も見てね。