台湾のタクシー その2

以前、台湾のタクシーについて紹介したことがあるんだけれども、
写真を載せていなかったので、改めて紹介するね。

  
左と中央が高雄駅前。右が新竹駅のタクシープール――何かかわいい。

タクシープールのタクシーを見てもらえればわかるんだけど、
台湾のタクシーというのは、普通の乗用車に黄色の塗装をして、タクシーとしての設備をつけたものであって、
特段決まったものではないらしいよ。

こうやって客待ちタクシーがいるということは、日本のようにタクシーを待つ客といるのかもしれないけれども、
実際には、タクシーは流しのものを捕まえて、値段交渉をしてから乗るというのが台湾のスタイルみたいであることは、前に書いたとおりだよ。

台湾では、タクシーは「計程車」(ji4cheng2che1)というよ。
あの発音しにくい「出租汽車」とは言わないようなので、むしろいいかもしれない。
とはいうものの、タクシーの天井の表示には「出租汽車」とは書いてあるんだよね……
でもね、あれはあくまでもあそこにはそう表記するという書き言葉であって、しゃべるときには使わないようだよ。

むしろ、「出租」「汽車」などと言っていると、それは「租車」(zu1che1)、レンタカーと間違えられるかもしれない。
真ん中の写真の背景に「租車」という看板が見えるけど、あれはレンタカーかレンタルバイクのことだよ。
(ついでに、左側のフェンスに興味があったら「台湾のジャージーバリア」を見てね。)

それから、タクシーを拾うことは「叫計程車」(jiao4 ji4cheng2che1)、タクシーに乗ることは「搭計程車」(da1 ji4cheng2che1)であって、「打」という動詞は使わないみたいだね。
(タクシーの中国語の言い方に興味があったら、「中国語のウィキペディアを台湾人に見やすくする」も見てね。)