台湾のごみの収集方法については各自治体によって異なっていて、
自治体もそのときどきによって政策を変えていくことになるので、
確たることは言えないけれども――
台湾のごみ収集が日本と大きく違うのは、早朝にごみを並べておけばごみ収集車がごみを集めてくれるというわけではないことだよ。
台湾にも基本的にはごみ集積所というはなくて、
ごみ収集車がやってきたら、ごみを持ってごみ収集車の中に入れないといけない。
ごみを入れるといっても、ごみ収集車はすぐに移動してしまうので、
投げ入れるという感じでごみを捨てていくことになるよ。
台湾のごみ収集車はこんな感じで、黄色い色をしているものが多いと思うよ。
ごみ収集車が通るルートと曜日は決まっていて、音楽を鳴らしてやってくるので、
それを見計らってごみ袋を持って外に出て、ごみを捨てるんだよ。
場所によっては、ごみ収集車が来る前に、先遣予告部隊としてバイクが来ることもある。
ごみ収集車の音楽としてよく聞かれるのが「乙女の祈り」なんだけど、
そのほかにも「エリーゼのために」とかがあるみたい。
ごみ収集車だとわかるような甲高いメロディーを鳴らしているがゆえに、何か耳に残る気がして、
日本人観光客としても思い出に残るメロディーになると思う。
このブログでも音声をアップロードしてみたので、ここをクリックして聞いてみてね。
(そのうち、もっといい音声が取れたら、アップロードし直します)
youtubeとかでも、幾つかその手の画像が見られるよ。
台湾ではごみ収集車が来る時間というのは決まっているんだけど、その時間帯は大体午後か夜かになっている。
日本では、夜が遅い仕事の人が寝坊したりしてごみを捨てられないという事態が発生するけど、
台湾では、夕方や夜の時間に仕事がある人にとってはごみが捨てられないという事態が発生するみたいね。
ごみ集積場がないからなんだけど、ごみ収集車はゆっくりゆっくりと動いていき、その移動の中で収集車を発見し、ごみを投じないといけないという行為をしなきゃいけない手間があるので、
お年寄りや体の不自由な人には余りごみを捨てやすい状況ではないみたいだよ。