すっかりつくるのを忘れていたんだけど――
「中華民国国民身分證(表)」の続きで、台湾の身分証明書の裏面を紹介するよ。
一応、台湾の身分証明書のイメージをつくってみているので、それを紹介するね。
上のものが現行のもので、下のものが過去のもの。
前回も紹介したけど、
現行のものは、個人データ等の文字は印字されてあるんだけど、
過去のものは、みんな手書きで書かれるよ。
そして、住所なり職業なりが変更されれば、そのときに手書きで書き足され、印鑑が押される。
現行のものの右下に入っているのは内政部のマークだよ。
緑色の番号は通し番号で、身分証明書の番号とは違うものみたいだ。
これらに共通するものとしては、両親及び配偶者の名前と住所だよ。
「配偶者」は、結婚していれば記入される。
中文姓名が書かれるので、外国人と結婚した人の場合は登録した名前が書かれることになるよ。(「日本人と台湾人との国際結婚手続 その6」も見てね。)
だから、外国人と結婚した台湾人の身分証明書を見ると、台湾本国ではだれか別の人と結婚しているみたいだよね。
「役別」とは、兵役をやっている人、やった人の兵役の種類が書かれる。空欄の人もいるけど、兵役をやった男性の場合は何らかのものが書かれている。女性もやっていれば記入されるよ。
「出生地」はシンプルに、生まれた場所のこと。戸籍よりも生まれた場所が優先されるみたいだ。
以前のものにあって、現行のものにないのは、「職業」「本籍」だよ。
「職業」は、あっさりした職業名ではなくて、結構具体的な職種名を記入する傾向にあるみたいだ。
ここのブログを見るような人だったら、学生というのもあるのかな。
卒業したり転職すれば、職業欄も更新されることになる。ただ、くるくる変わるから、現行のものではなくなってしまったのだと思う。
「本籍」は、時代時代によって結構解釈が違うけど、
一番わかりやすいものとして、外省人だと、中国大陸の地名が入っていたりする。
この画像をつくるのは結構大変なので、読者の皆様、あたかも自分がつくったかのようにして利用することはしないでね。
「台湾人の身分証明書」も見てね。