台湾高校生の第二外国語

台湾にも第二外国語はあるよ。

かつては、大学にだけ第二外国語があったらしいけど、今となれば、高校、学校によっては中学から第二外国語の授業を受けられるようになっているんだって。

大学の方のデータがないので、とりあえず高校の第二外国語の履修の状況から、台湾の第二外国語について見てみたいんだけど――
台湾の高校段階で取り上げられている第二外国語は、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、ラテン語、ロシア語。
統計によれば、これ以外の外国語は出てこないので、これ以外はレアケースということになるんだろうと思う。
それにしても、ラテン語が出てくるというのは、意外だなと思う。

ところで、台湾の高校生の第二外国語の受講状況だけど、ありがたいことに、日本語が支持を集めているんだね。
直近のデータ(2008年6月末現在)のものによると、こんな感じで、圧倒的多数が日本語を受講しているよ。

おおむね8割の高校生は、第二外国語を選択するときに日本語を選んでいるということだね。
受講者数は全体で3万人弱で、日本語受講者は2万3292人いることになる。

日本語は受講者数としても、圧倒的多数なんだけど、その受講者数の増加でも圧倒的にほかの言語を上回っているんだね。

ちなみに、2007年とは、2007年度末現在ということなので、2008年6月末現在のことだよ。

日本語の受講者が多いのは、台湾人の日本に対する関心のあらわれということもあるんだろうし、教師等マンパワーという側面もあるのかなと思う。

ついでに、「英語嫌いは台湾人の日本語学習者を増やす理由の一つ」も見てね。