台湾の運転免許筆記試験珍問題 その1

以前、「台湾のバイク一発免許試験」も書いて、試験を受けるんだったら、試験勉強をしなきゃいけないということを紹介したんだけど、ペーパー試験について、余り細かく書かなかったよね。

台湾の運転免許の筆記試験は、3種類あるよ。
 ○×と3択の文章題
 3択の交通標識問題

運転免許のペーパー試験というと、日本語のロジックを駆使した難しい問題だし、細かいところを突くし、日本人にしてみれば戦々恐々だよね。
では、実際に台湾の問題はどうかというと、日本での運転免許の試験のようにみっちり対策をしなければ合格できない試験ではなく、良心と常識プラスアルファで合格できるような試験のような気がするんだよね。

そこで、今回は、文章問題がおもしろ過ぎるので、具体的に幾つか紹介したい。
今回は、バイクの○×問題から、興味深いものを載せるよ。

 なお、問題は、例えば台北市監理処のホームページに問題があるものを参照にしているよ。
http://www.mvo.taipei.gov.tw/cgi-bin/SM_themePro?page=461f1ead

 横断歩道に近づく時、まずラッパをならして通行者の注意を呼び起こすべきだ。○。
 緑の信号は“通行”の意味だが、それでも運転手が信号無視の通行者と車を注意しなければならない。○。
 オートバイクの後ろの座席に乗っている婦女が脇に向いて座ってもいい。×。
 思うままにラッパを鳴らして騒音を作り出すのは不道徳な行為だ。×。
 オートバイのサイレンサーをわざと取り下ろして騒音をだす者に対する罰則は、ただ壊れたサイレンサーを修理しない者より軽い。×。受験者に対してこの二者を比較して問う意味がわからない。
 前方に車両が転覆していてそれを援助している人もないのを見かけたが、私は急いでいるから、怪我していて悲鳴を上げている人を見ても見捨てるしかない。×。1、2を争う珍問だと思う。これを○にしてしまう人が果たしているのかどうか。
 交通警察が指揮しているのを信号機と同時に見かけたら、いうまでもなく、信号機の指示に従うべきだ。×。
 オートバイクの後ろの座席にすでに人がのせていたとはいえ、まだ他の荷物をのせてもいい。×。
 進行中、暇つぶしのために。車を並んで隣の運転手とチャットしてもいい。×。しちゃだめだろうと……。
 病気になっている、あるいは酔っているが、自身の安全には影響のない時は、気をつけてば、オートバイを運転してもいい。×。
 オートバイは小さくて扱いやすいだから、疲れる時や病気になっている時にも運転できる。×。
 ガソリンスタンドでオートバイクのガソリンを補給する時、エンジンをとめなくてもいい 。×。スタンドでは火気厳禁。バイクの構造上、これができるのかどうか。
 オートバイクの運転手が運転する時、交通稽察人員の検察に備えて、必ず運転免許とオートバイクの登録証を持っていくこと。○だけど、免許と登録証を持つ意味の理解を取り違えそうな問題

これ以上長くなると見にくいので、また次に続くことにするよ。
それにしても、どうしてオートバイでもバイクでもなく、「オートバイク」になっているんだろう。警笛orクラクションが「ラッパ」になってしまったんだろう……

日本人の台湾での運転免許取得 」も見てね。