台湾の大学入試方式

台湾人の入試」も見てね。

台湾の大学入試は共通試験しかないよ。
これは日本のセンター試験と似たような感じではあるけれども、センター試験と違って、これは共通一次試験ではなくて、共通試験問題を受けているということだよ。
この試験のことを「指定科目考試」、略して「指考」というよ。
自分の志望校&専攻によって必要な科目を受験していくことになるのは、センター試験と同じかな。

この「指考」テストを受けた後、手元に成績表が来たら、
その結果を見て、自分の希望大学と専攻をマークシート用紙に埋めて提出することになる。
マークシートには第100希望まで記入できるようになっているらしい。

上位成績者から希望する大学を優先的に大学が割り当てていくんだよ。
この場合、例えば成績トップの人がたくさん希望大学と希望専攻を書いたとしても、その記入したたくさんの志望校から合格通知が来るわけではなくて、第1希望の合格通知だけが来るみたいだよ。だから、途中でやっぱり第2希望にしたいというわけにはいかないみたいだよ。

ただ、普通の人はそこまで優秀じゃないわけで、確実に合格するために自分の成績とのマッチングの研究をしないといけない。なので、希望大学&希望専攻もそれを加味しながらマークシートに埋めていくわけだ。
究極的には、好きな大学で埋めていくのか、好きな専攻ばかりをチョイスしていくのかということになる。

こういうのをマークシートに埋めていくのだから、志望校と専攻は覚えているはずなんだろうけど、もう第50希望とか第87希望とかを覚えているというものでもないだろう。
第1希望ならまだしも、僕は第24希望でこの大学のこの専攻に入ったとか、私は第76希望でここに入ったとか、俺は第100希望で大学にひっかかったという話題は台湾人同士でするものではないようだ。

いずれにしても、志望校&専攻で埋めたマークシートを提出し、
割り当てがあれば、大学から通知が来て、晴れて入学の日を迎えるわけだし、
割り当てが来なかった人は不合格ということになる。

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