「あつい」を表現する

中国語では暑いと熱いは基本的に同じ漢字を使う。

暑いと言うときは「熱」(re4)というよ。
日本語で言うところの「暑」(shu3)の漢字は余り遭遇する機会がない。これは古典的な漢字のようで、現代文としての使用頻度は低くなる。
夏休みを意味する「暑假」(shu3jia4)、熱中症を意味する「中暑」(zhong4shu3)というときぐらいかな。「中」の声調に気をつけてね。

物を持って熱いときも「熱」(re4)という。
物が本当に熱いときは「燙」(tang4)という言い方もある。こちらはさわるとけがをする感じがするような熱さのときに使うよ。
やけどするというのは「燙傷」(tang4shang1)という。

日本人があちちちち……と言うような場面で特に特別な言葉はないようで、「好燙」(hao3tang4)と言うしかないようだ。

それから、台湾には猫舌に対応する言葉はないので、物が熱い「太燙了」と言うしかない。
あえて熱い物が苦手だと披露したい場合には、「怕燙」(pa4tang4)と言えなくはない。
ただ、台湾人には自分が猫舌かどうかということを相手に披露する習慣はないようだけどね。

ちなみに、厚いのは「厚」(hou4)というよ。

「熱」(re4)という発音、日本人にはとてつもなく発音しにくい音だけど、これを代替できるものはないみたい。
余りうまく言えないときには、ほかの言いやすい表現とまぜて発音して、あとは台湾人の理解に任せるしかないのかなと思う。

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