台湾でクラスごとに行われる同窓会は「同學會」という。
「同學」というのは同級生という意味だけど、狭義には同じクラスのクラスメイトという意味が強いみたいだ。
同じ学年であれば「同學」なのかというと、そこまで意味を広いというわけではないようだ。
それから、学校などが運営する卒業生から成る同窓会組織は大きくは「校友會」と言われる。
「同學會」はクラス会の会合のことだけど、「校友會」というのは、組織のことを指している。
また、大学の同じ専攻を卒業した同士は「系友」といって、規模がある大学であれば「系友會」も活発だと思う。
同窓会と一口に言っても、中学、高校、大学などいろいろあると思うけど、台湾でも重立って行われるのは高校とか大学なんだろうと思う。旧交を温めるという趣旨については、日本とそれほど差がないと思うよ。
ちなみに、「同窗会」という言葉は、組織名に使われることがあっても、同窓会に当たる語彙では使わないみたい。
関連して、台湾にはOB、OGという言い方はないよ。そういうときは、「學長」「學姊」と呼ばれる。
これには卒業した学生という意味はなく、単に先輩ということを意味しているわけで、在校生間でも言える言葉だよ。
OB、OG同士での場合も、お互いの卒業年次を確認して、先輩と後輩を言い分ける。
男性であれば「學長」「學弟」、女性であれば「學姊」「學妹」というふうになる。
学校側としてはOB、OGのことは「校友」と言うよ。
各種会合については、「飲み会にならない台湾の同楽会」「セックスの誘い言葉?」も見てね。
どうも、台湾人です。
「台湾にはOB、OGという言い方はない」と私もそう思いましたが、最近、友達や他の学校サークルはそういう言い方もすると発見しました。
特に、OBとの試合は「OB賽」という言い方が多いです。
日本語の影響ですか?
(ドモンさんへ)
こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
なるほど、最近はこういう言い方もありだということですね。
台湾でもともと言わなかった傾向にあったのに、言われるようになってきたというのは――これは日本語の影響ですか?。
以前は、日本と台湾は距離も離れているし、言語も違うし、国も違うから、日本語の影響なんてあるはずがないだろうというふうに思っていたのですが、こういうブログを書いていると、日台で互いにつながっている部分、メディアであったり、人であったりさまざまですが、それらの媒体を通じて伝わっていくから、そうも言えないんだろうなという気持ちが出てきました。
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