台湾の中国語検定を東京で受験してみた その1

今さら遅い気がするけど――せっかくの得がたい機会があったので、報告をしておくね。
台湾の中国語検定」も見てね。

台湾の中国語検定が日本でも受験できるということに気がついたのは、台湾の大使館機能がある「台北駐日経済文化代表処文化部」のホームページで見つけたからなんだ。
とはいっても、アップデートされたのが2月4日で、締め切りは2月18日。
本当に受験する気があって申込期日を見詰めていなければ、気づかずに見逃しそうだね。
私がこの案内に偶然気がついたのは2月4日段階ではなく、残り1週間を切るころ。とりあえず申し込んでおこうと思って、申し込みをし始めた。
中国語能力は高くないので「初等」を受けることにした。

申し込みは、「申請表をダウンロードして記入し、受験料送金証明のコピーを添えてお送り下さい。」
そして、受験料は「(郵便局にて現金封筒を使用し、現金書留で「台北駐日経済文化代表処文化部」宛にお送り下さい。)」とのことだった。

そこで、受験料は、郵便局に行って現金書留封筒(20円)を買って、お金を入れて封緘捺印、現金書留費用500円を払って郵送。
そして、申請表をダウンロードして、各種事項を記入。それに先ほど郵送した現金書留の受領証のオリジナルを添付して郵送する。
現金書留封筒に申請表まで入れて送った方が楽なわけだけど、二度手間でも言われるとおりにやった。

なお、受験の申請表で、特殊だなと思ったのは、
勉強した中国語が繁体字か簡体字かを聞く欄があること(これを聞く意図が何なのかは、実は当日になるまでわからなかった)、
中国語をいつどこで勉強したのか、どういう中国語の検定試験をいつ受けたか、どういうスコアだったかなどなどまで結構細かく書く欄があること、
写真を貼付するのではなく、身分証明書のコピーを添付する形であることだよ。

そして、受験票は試験前1週間を余裕で切った2月27日水曜日に来た。
しかも、会社員には優しくない配達証明郵便で来たため、受け取れない日が続き、結局、受け取れたのは、試験当日3月1日の前日の金曜日。この日も郵便局との連絡がうまくいかず、結局夜中に直接郵便窓口に行く羽目になった。
ちなみに、HSKの受験票は試験当日の2週間以上前に普通郵便で送られてきた。こちらはストレスがなく受け取れたように思う。

左が台湾の中国語検定「TOP」の受験票が入った封筒。右がHSKの受験票が入った封筒。

さらに、試験間近の2月28日には「中国語能力試験の通知」なるタイトルのメールが届く。
中の文章は、「こんにちは
中国語能力試験の通知です.
       文化部」とあって、タイトル、中の文面とも文字化けになっていた。
(以上、「&#」「;」は半角でしたが、表示されるイメージを示すために、ここではわざと全角にしてあります。)
「エオェ.doc」なる添付ファイルを開くと、「日本地區華語文能力測驗考試通知」とあって、ここまで来てやっと試験についての親切な案内なんだということがわかった。

長くなったので、次回に続く。

コメント

  1. yuabk

    台湾中国語
    按摩士で台湾出身の友人がいますが、彼大陸に来たとき、中々普通語になれなくて、授業が聞き取れないことが多かったっていってました(彼、台湾語メインでそだったようなので)。

    でも半年くらいで慣れて、ペラペラになっていたとか
    いってましたっけ(大陸中国語の素地があるんでしょうか?私は台湾に行ったことがないからわからないのですが)。

    あと、台湾では日本への敵意が大陸より少ないみたいで、感じがいいみたいですね。

    「イチローが俺の店にきたんだ!」

    とかいって、彼自慢してましたし。
    (サイン入りボールを二つもらったらしく、
    オークションにかければいい値段になるだろうが、
    それはしない、とか言ってました)

    台湾の方で日本語に興味をもっている方は
    多いようなきがします。

    大陸のように幼い頃から反日教育を強くは
    受けていないせいかもしれませんね。

    大陸の国語の教科書だと、小学校3年生くらいから
    抗日戦争の物語を内容としている課題文がありましたね。

  2. gao

    続きが読みたい
    いつも貴重な情報をありがとうございます。

    このサイトは、信頼できる情報がきめ細かくのっているので、
    安心して読むことが出来て大好きです。

    最後に「長くなったので、次回に続く。」とあるので
    その2、その3へリンクを張っていただけたらと思いました。

    私は、「その2」からリンクをたどってきたのでスムーズに読み進められましたが
    もう一度確認したいと思い、再度訪問した際に
    少し手間取りました。

    見当違いな意見でしたら、申し訳ありません。

  3. コメントありがとうございます
    (yuabkさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    ブログも拝見させていただきました。興味深い学習をされているようですね。私自身は中国語はちっとも身に付かない状況です。もうほとんどあきらめています。

    台湾では日本への敵意が少ないというのは、確かにそう思います。ただ、日本に敵意を抱いたとしても日本人の私に敵意を抱くかどうかはまた違うような気がしますし、気にしないようにしています。
    台湾でも反日教育はあったようですが、その期間や内容が違うことは確かだろうと思います。日本の情報量もけた違いだから、誤解が少ないということもあるのかなと思います。
    ☆☆☆

    (gaoさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    話題のクオリティーについてですが、必要最低限は保とうと思っています。一つのトピックをつくろうとするといろいろな材料は手に入るのですが、クオリティーを保てない話題は出さないようにしています。評価してくださってうれしいです。

    リンクは最終回になったらリンクをつけようと思っています。一応、現在までのところ、「次回に続く」で検索いただくと、トピックが見られます。このコメントを出している段階でこのシリーズは3回目までつくっているのですが、5回ぐらいで終わりにしたいと思っています。

    結論から言えば試験は落ちたので、それほど盛り上がったり情熱的に思うこともなく、低空飛行でこのシリーズを続けています。ただ、続編にリクエストということは、gaoさんはこの試験を受けてみたいということですか?。今年のあの数はさすがにあんまりだと思いましたので、gaoさんも私もみんなを誘って、もっと多くの人が受験するようになればいいなと思います。
    ☆☆☆