しっぺに相当する台湾の体罰

日本では罰として、しっぺ(しっぺい)というのがあるけど、台湾ではしっぺというのはやらないみたいだね。
そういうときは、台湾では定規のようなものを使って手をひっぱたくみたいだ。
これを「打手心」(da3shou3xin1)というよ。
台湾での「手心」には日本語のように手加減という意味ではなく、手の中央という意味。
つまり、「打手心」とは手の中心をたたくということだよ。

「打手心」には幾つかやり方はあるけど、
定規のような長細いものを用意して、平らな面で手のひらを出させてたたくのが標準的かな。
手の甲を出させて、定規のようなものを垂直にして手の甲の指の部分をたたくという変形型もある。指にかかる部分の方が痛いので指の部分をたたくんだって。
しっぺと違って、1回に限らず、何回でもたたくこともあるみたい。

こういう罰ゲームは学生同士でやることもあるし、教師が生徒にやることもあるらしい。
先生がやる場合には、使用する道具は、籐とか竹とか木の枝のようなもののほか、
学校にある教具としての定規とか、授業で使う指示棒とか、学校の破損した倚子に使われている板などが使われることもある。
ただ、体罰に関係することが好まれない趨勢にあるのは別に日本に限らないわけで、これが今でも台湾の教育現場でやられているのかどうかは、わからない。

台湾の学校の教室」も見てね。

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