国際交流で日本人が外国人に紹介できる日本文化の一つに、折り紙がある。
ただ、台湾人という外国人は折り紙を知らないだろうと思って張り切って文化紹介しても、期待外れで、そこまで盛り上がれるものにはならないかもしれない。
台湾には折り紙が売っているし、幼稚園とか小学校で授業の一環で折ったことがある人も多いと思うからね。
もちろん、折り紙とそれほど縁がなくて折れないという台湾人がいるわけで、それは日本と同じ現象だと思う。
台湾人の中に折りヅルが折れる人がいてもおかしくはないよ。
ただ、台湾人には病人や何かの祈願で千羽鶴を用意するという習慣はないよ、
日本のアニメやドラマなどから、千羽鶴というものがあることは、知っていることは知っていると思うけどね。
(ちょっとテーマがずれるけど「台湾人の合格祈願」も見てね。)
それから、台湾人が折り紙作品をつくれるとしても、その作品名が日本のものと同じものと認識しているとは限らないよ。
折りヅルにしても、その名前を鶴として認識していなくて、何かの鳥だと思っていてもおかしくない。
それは、台湾に入ってきた本の翻訳の問題だったり、折り紙を教えた指導者の認識、台湾人自身の作品の受けとめ方によるのだと思う。
だから、台湾人と折り紙作品の話をするときには、その完成品がどういう名前で呼ばれているのかも一緒に聞いてみなくちゃね。
折り鶴
はじめまして。
先月台湾にはじめて旅行したのですが、はしかになってしまい、台湾大学病院に1週間入院して帰ってきました。
知らない土地ですごく不安でしたが、
現地のガイドさん、ドクター、看護婦さんにすごくよくしていただいたのきました。
お礼のお手紙と一緒に和紙の和柄の千代紙で鶴を折って糸でつなげて送ろうと思って、せっせと折り鶴作ってます。
台湾にも折り紙ってあるんですね。
喜んでもらえるでしょうか??
喜んでもらえると思います
(かおぞうさんへ)
こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
台湾ではしかにかかってしまったんですか。多分そのはしかは日本から持っていってしまったんでしょうか。いずれにしても、無事に回復したようで、よかったですね。
さて、台湾にも折りヅルはあると思います。なぜならば、日本の折り紙本が台湾に入ってそれを使って台湾人が折り紙をする人もいるからです。(これは情況証拠に近いものを取り上げているだけであって、折り紙について経緯を細かく御存じの人は私と違うことを書かれるかもしれません)
千羽鶴のようなものも、日本のドラマや漫画やアニメに出てくるので、御存じの人は結構いるのかもしれません。ただ、それは台湾人が全員鶴を常につくるとか、糸でつなげる習慣があるという意味ではなくて、日本文化として知っているということなのかなと思います。
ということで、こういう紙細工を渡しても、相手はそれが何を意味しているかを多少理解していると思われるので、日本人らしい気持ちの示し方ですばらしいと思います。
返事が遅かったので(済みません)、もう既に折りヅルは送ってしまいましたか。また続報を教えてくださいね。
関連して、中国語のgoogleなどでネットで折りヅルを画像検索するとわかるのですが、相当日本と違う鶴の折り方(折り間違い?)に遭遇することができます。これを参考にいろいろな折りヅルをもう一人の書き手に見せていたら、ブログのトピックにしたようなので、こちらもよかったら見てくださいね。
「日本的紙鶴」(Big5) http://umesakura.jp/20080601222733.html
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