前回の「台湾の国語辞典 その1」では、広辞苑のような大がかりな辞書のことを紹介したんだけど、
これらの大部な辞書じゃなくて、もっと小型の、台湾における岩波の国語辞典とか新明解国語辞典に相当するようなものといえば、多分「国語日報辞典」「国語日報字典」とかになるのだと思う。
とはいえ、最近は紙の辞書を使わずに電子辞書を使うようになっているというのは、日本に限らず台湾でも同様の趨勢にあるよ。
台湾で有名な電子辞書といえば、例えば「無敵」「快譯通」とかがあるよ。繁体字の世界ではこれらの辞書の存在感は圧倒的だろうね。
機能がハイパーで、日本語の辞書も搭載されているものもあるので、これを持っている日本人もいるんじゃないかな。
ちなみに、台湾製の電子辞書の中の国語辞典のデータは電子辞書の会社がつくり上げたもので、市販の有名辞書媒体をそのままデータ化したものではないみたいね。日本製の電子辞書の精密なつくり込みになれていると、少し物足りなさを感じるかもしれない。
日本製の電子辞書については、台湾人には人気があるようで、それは日本語を勉強するしないに限らず、買い求めたいと思うようだよ。
ただ、日本で売られている中国語辞書というのは簡体字中国語のみ搭載機種が圧倒的だと思うんだけど、そういう機種を台湾人が購入してどうするんだろうなと思う。