台湾立法選挙の投票方法

先週は台湾で立法委員選挙があったんだよね。
今回から、台湾の立法委員の選挙は小選挙区比例代表並立制になったんだよ。
つまり、日本の衆議院と選挙制度の骨格は同じようなものになったんだと思う。

日本と台湾の選挙制度での大きな違いは、投票方法の違いにあると思う。
日本のように、そもそも国政選挙で自書式をやっている国自体がないわけで、
台湾での投票方式は、常識的な記号式で行われている。

台湾立法選挙の投票用紙には、日本のような真っさらなものではなくて、各種情報が盛り込まれている。
小選挙区の投票用紙には、番号、写真、名前、政党が書いてある。
比例代表の投票用紙には、番号、政党名、政党のマークが書いてある。
――自然、投票用紙はでかくなる。

日本の一部の選挙では記号式も用いられていて、その場合、投票は鉛筆で丸をつけたりするんだけど、
台湾では、該当する候補者のところにスタンプを押すことで投票が成立する。

スタンプの形状はこんな感じ。

このスタンプは天地が逆さまでも有効票のようだ。
インクは赤、特に特殊なインクが使われているようではないようだ。
このスタンプは国政選挙に限らず、各種選挙で使われるみたいで、これを見ると台湾人は選挙を思い出すみたいだよ。

中国語が読めたら、日本の投票について書いた「日本的選舉投票 (1)」も見てね。

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