台湾のおみくじの引き方

せっかく写真を撮ってきたので、台湾のおみくじについて書くよ。
台湾人がおみくじを引くときというのは、学業なり就職なり結婚なり、それなりに理由があるときに引こうと思うらしいね。
そのあたりは、寺社に来たからとか、新年だからという理由でもおみくじを引く日本人よりもっと現実的な要請(?)に根差しているんだね。

おみくじのやり方だけど――
まず、その施設の神様が鎮座していると思われる場所の前で、神様に対して自分の名前、生年月日を含めた自己紹介をし、それから聞きたいものを神様に質問する。
これらのことをした後に、神様にくじを引いていいかどうかの許可を求めるために三日月型の木片を2つ投げる。この木片のことを「杯筊」(bei1jiao3)というよ。

そして、「杯筊」が表と裏になったら、くじを引くことができる。
表と裏にならなかったら、不許可ということで、それを繰り返すよ。
ちなみに、表・表となると、神様は決めかねている(まだ決めていない)ということで、裏・裏となると、神様が怒っているということなんだって。
「杯筊」は連続3回投げて表と裏になったらようやっとOKなんだというふうに解説されていたりするのもあるけど、3回連続で表と裏を出すのは大変なので、実際はどこまでやっているんだろうという気がするよ。ここまでやるかは個人の判断のようだ。

くじを引いた後は、そのくじに書いてある番号を確認して、もう1回「杯筊」を投げる。
「杯筊」が表と裏にならなかったら、不許可ということで、別のくじを引き直し、再び「杯筊」を投げるといことを繰り返すよ。
「杯筊」が表と裏になって、そのくじでOKをもらったら、ようやっと引き出しにたどり着き、そのくじをもらう。

こんなに面倒なやり方を経ないと、実際のおみくじの紙にたどり着けないんだけど、このおみくじは普通は無料でできる。
ただ、このおみくじ、漢文でよくわからないんだよね。
ここまで苦労したんだったら、だれかに解釈してもらった方がいいかもね。

台湾のおみくじでは悪いことが書いてあっても、木にくくりつけることはしないんだよ。
普通は持ち帰るんだろうと思う。その場所で燃やしてしまうことはできるみたいだよ。

コメント

  1. Defiant

    Dear 思妤:

    剛剛跟長輩確認了

    表-表(兩枚皆凸面) : 神明生氣
    裏-裏(兩枚皆平面) : 神明嘲笑

    另外,其實很多人祭祀神明祖先後,如果臨時找不到這個東西,可以用兩個一樣的硬幣代替使用

  2. わざわざ聞いてくれたんですね
    (Defiantさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。

    年配の人に聞いてみたら、という話ですね。
    表・表(つまり、膨らんでいる方が上)の場合は、神様が怒っている。
    裏・裏(つまり、平らなものの方が上)の場合は、神様があざけり笑っている
    それから、このアイテムを見つけられないときは、同一の硬貨を代用して使うこともある。

    ――ということですね、ありがとうございます。
    このおみくじをやる方法は諸説あるみたいで、全員が全員コンセンサスを持ってこれだという統一的な基準はないみたいですね。いずれにしても、我々としてはできるだけ確実なものを紹介したつもりです。
    何かまた別の手法があったら教えてくださいね。そもそもDefiantさんはどうやってやっていますか?
    ☆☆☆