台湾では、入試になると、受験者である子供と一緒に親が行くこともおかしくないよ。
それどころか、家族連れで試験会場に向かう人すらいるということだ。
これは大学入試までそういうことになっているらしい。
試験会場には親用の控え室があって、そこで待機をするらしい。
親は当日、試験会場に入ってはいけないみたいね。
受験生の親がすることは、受験生の精神的なケアということになるんだろうね。
試験が終わるたびに受験生が控え室に行き、親に激励を受けることになる。
さながらセコンドみたいな感覚かな。
受験生が勉強していれば、夏場なのでうちわであおいであげたり、
お昼どきになれば受験生のお昼を用意したりする。
試験と試験の合間に試験会場を離れて別のところに行く余裕なんてあるんだろうかと思うけど、
例えば、これは台湾の大学入試の試験時間表だけど、結構試験と試験の間に時間の余裕があるんだよね。
1日目 | 2日目 | 3日目 | ||
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午前中 | 8:40-10:00 | 物理 | 文系数学 | 歴史 |
10:50―12:10 | 化学 | 国文 | 地理 | |
午後 | 14:00―15:20 | 生物 | 英文 | ― |
16:10―17:30 | ― | 理系数学 | ― |
私にはこんなプレッシャーがあったら、かえって試験に影響しそうだけど、
もちろん、自分一人で試験会場で試験を受ける人もいるよ。
ちなみに、これは入学試験に限ることのようで、各種資格試験ではこのような現象は起こらないようだよ。
それだけ、受験生の家族もこの試験にかけているということのあらわれなんだろうね。