国際交流で日本人が外国人に紹介できる日本文化の一つに、折り紙がある。
ただ、台湾人という外国人は折り紙を知らないだろうと思って張り切って文化紹介しても、期待外れで、そこまで盛り上がれるものにはならないかもしれない。
台湾には折り紙が売っているし、幼稚園とか小学校で授業の一環で折ったことがある人も多いと思うからね。
もちろん、折り紙とそれほど縁がなくて折れないという台湾人がいるわけで、それは日本と同じ現象だと思う。
台湾人の中に折りヅルが折れる人がいてもおかしくはないよ。
ただ、台湾人には病人や何かの祈願で千羽鶴を用意するという習慣はないよ、
日本のアニメやドラマなどから、千羽鶴というものがあることは、知っていることは知っていると思うけどね。
(ちょっとテーマがずれるけど「台湾人の合格祈願」も見てね。)
それから、台湾人が折り紙作品をつくれるとしても、その作品名が日本のものと同じものと認識しているとは限らないよ。
折りヅルにしても、その名前を鶴として認識していなくて、何かの鳥だと思っていてもおかしくない。
それは、台湾に入ってきた本の翻訳の問題だったり、折り紙を教えた指導者の認識、台湾人自身の作品の受けとめ方によるのだと思う。
だから、台湾人と折り紙作品の話をするときには、その完成品がどういう名前で呼ばれているのかも一緒に聞いてみなくちゃね。