台湾のベランダ

台湾の住宅のベランダを見ていると、鉄格子が全面にはまっているのが見える。

これらの鉄格子はセキュリティー対策で、多く人が自前で用意してつけるみたいだよ。
この手のセキュリティー対策というのは台湾では常識的なこと、だから、台湾人にとっては日本の家屋はさぞかし無防備に見えるだろうね。
このようなベランダや窓だけでなくて、さらに玄関にも、通常の玄関ドアのほかに鉄格子の扉をつけたりする家もあるよ。

これらの鉄格子によって、外部からの侵入を防ぐ役割は果たせるわけだけど、
ただ、火事のときには、このセキュリティー機能があだになって、逃げ切れずに亡くなってしまう人も出してしまうようで、この手のニュースもよく流れたりするよ。

洗濯物や布団は、これらの鉄格子の中で干すことになるよ。
もちろん、その家に屋上や造築箇所があれば、別の洗濯物の干し方をするのだと思うよ。
違法造築については、「台湾のマンション違法造築 その1」「台湾のマンション違法造築 その2」も見てね。

洗濯物は、鉄格子の中ででもさおだけを渡して、そこに洗濯物をつるせばいいんだろうけど、
布団の場合は、全面に鉄格子がはまっているので、日本のようにはいかないだろうね。やっぱりさおだけなどに干すしかないみたい。